三組坂(みくみざか)
元和2年(1616)徳川家康 が駿府で亡くなり、家康お付きの中間(ちゅうげん)・小人(こびと)・駕籠方の「三組」の者は江戸へと召し返され、当地に屋敷地を賜った。駿府から帰ったので、里俗にこのあたり一帯を駿河町と呼んだ。
その後、元禄9年(1696)三組の御家人拝領の地である由来を大切にして、町名を「三組町」と改めた。
この町名の坂であることから「三組坂」と名づけられた。
元禄以来、呼びなれた三組町は、昭和40年(1965)4月以降、今の湯島三丁目となった。
文京区教育委員会
平成19年3月