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元三大師さまとおみくじ
元三大師さまは平安時代の比叡山の高僧です。すぐれた霊力・法力があり、「魔除け」のお札にもなっています。
江戸時代には徳川家康の参謀でもあった天海大僧正も元三大師を深く信仰しました。ある晩、天海の夢枕に
元三大師さまが出現し「わたしの像の前におみくじを置きなさい。多くの民衆の吉凶禍福占いに役立つだろう」
とお告げになりました。当時、おみくじはあまり知られていなかったのですが天海が上野・寛永寺の元三大師像の
前におみくじを置いたところ「元三大師おみくじ」として大変流行し、現在の一般的なおみくじに至ったのです。
徳音院は寛永寺のゆかりの寺で寛永寺同様、元三大師・慈眼大師(天海)の両大師をお祀りしています。