ocr-generated 高山稲荷神社の石燈籠(おしゃもじさま)
「縁結びの神」として祀られていますが、「おしゃもじさま」という名
の由来はわかっていません。高輪の台地上にあった石神社(別名釈
神社)が高山稲荷神社に合祀されたもので、『江戸名所図会』によれば、
石神社のあった辺りは石神横町(じゃくじんよこちょう)と呼ばれてい
ましたが、これを誤って里俗で「おしゃもじ横町」といったとされ、そこ
からこの名が付けられたとも考えられます。この「おしゃもじさま」は、
もとは切支燈籠で、高輪海岸処刑された外国人宣教師を供養するため
に建てられたたという説もあり、また海中より出土したともいわれます。
切支丹の隠れ信仰があったことえお物語る資料です。
港区有形民俗文化財に平成6年3月22日に登録されました。