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2 権現堂堤
堤修復絵馬
幸手市北ニー十ー十九
権現堂堤は、江戸時代から治水政
策に大きな役割を果たしていました。
「権現堂堤が切れると東京中が水浸
しになる」と言われ、明治二十六(一
八九)年に大規模な修理が行われ
ています。
熊野神社に納められている権現堂
堤修復絵馬には、そのときの工事や、
当時の河岸場(舟運の荷上げ場)の
様子が色鮮やかに描かれています。
明治二十八年の奉納で、願主は「エ
事仕立人 武内大次郎」となってお
り、工事の無事完了を感謝したもの
と思われます。
幸手市教育委員会